イソシジミ(シシビ)を食べる
大学の頃の先輩と近くの高松海岸で潮干狩りに
無料潮干狩りスポットとして有名になりすぎたせいかアサリやハマグリの数は全く見えず
そのかわりイソシジミはわんさか取れる
食用としてあまり流通しておらず(釣り餌需要はある)認知度が低いため誰も取っていかないためかなりの数が生息しているようだ
五年ほど前はわりと簡単に握りこぶしくらいのハマグリが手に入った事を思えば採取圧力の恐ろしさに震える
さて、取ってきたイソシジミはネットに入れて二日ばかり海水に浸けておく。
イソシジミは低酸素でも十分生きていける生物だそうなので長めに置いて丁寧に砂を抜く
ブクブクを入れておけばもう少し長く置けるのだろうけど今回は割愛、軽くゆがいて身を取り出す
想像以上に分厚い身が出てくる、身痩せしないと聞いていたがこのまま醤油に漬けても美味しそう
「砂抜きが大変」と聞いていたので一枚ずつ外套膜をひっくり返して洗ってみる、シルト質にいたせいか目に見えるような砂は出てこない。
むしろ水で流す事によりダシが抜けるような気がします
とりあえず時雨煮にする事に
醤油と日本酒、味醂で煮詰めてゆく。
アクは適宜すくう事5分
けっこうなアク
剥いた時の半分くらいの大きさになりましたが完成
いざ実食
第一印象としてはパンチの無い味、調味料に完全に食われてる。
可もなく不可もなく、癖もなく。
気になっていた砂ですがほんのたまに「あ、砂かな?」的なものは感じます。
先にも述べましたがシルト質の場所から拾ってきたためアサリなんかでたまにある 奥歯ガッキーン!ギャー!的なものはなく サリサリ…サリ程度の歯ごたえです。
これについてはもう少し砂抜きすれば良かったなぁと反省
普通に店で売っても食える味だと思いました